2013年02月18日
クリスマスローズ






クリスマスローズ
キンポウゲ科の常緑多年草。花期は2~4月。草丈は15~40㎝。
うつむき加減の花を、冬のまだ寒いころから咲かせます。
厳寒に耐えて花を咲かせる姿から「冬の貴婦人」とも称されるんですよ。
種類はクリスマスの頃に咲く「ニゲル種」と春咲きの「オリエンタリス種」があります。
よく目立つ部分は苞なので、花期が長いのも特徴のひとつです。
とても丈夫な花で初心者でも育てやすいですよ。
半日陰を好みますが、日向からやや暗い場所まで適応します。
キンポウゲ科は強い毒性を持つ植物が多く、美しい花にもかかわらず毒草なんです。
古代ヨーロッパでのクリスマスローズは「狂気を治療する、憂鬱を追い払う」
などと言われ、薬草でもあり毒薬でもあったそうです。
属名の「ヘレボルス、またはヘレボラス(Helleborus)」は
ギリシャ語の『helenin「へレイン」(死に至らしめる)』と『bora「ボーラ」(食べ物)』の意で、
植物に毒があることにちなんでいます。
名前の「クリスマスローズ」はクリスマスの時期にバラのような
美しい花を咲かせることから名づけられました。
和名は雪が降る頃に咲くので「ハツユキオコシ(初雪起し)、
またはマツユキソウ(待雪草)」と呼ばれます。
クリスマスローズはこんなお話で語り継がれます。
むかしむかしイエス・キリストが生まれた聖なる夜に、
誕生のお祝いに贈る物が何もないと嘆く、一人の貧しい羊飼いの少女がいました。
天使がそんな少女をかわいそうに思い、雪の積もる大地にそっと触れると、
そこから大変美しい白い花が咲きました。
少女は大層喜び、その花を贈り物として捧げたのでした。
花言葉は「追憶」「私の心を慰めて」「中傷」「誹謗」「スキャンダル」
Posted by カレドニアン at 21:18│Comments(0)
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